ひとつの言葉で複数の意味をもつ場合
日本語でも英語でも、ひとつの言葉なのに複数の意味を持つ言葉が存在します。
日本語などでは、「口にする」などの言葉には、物を食べる事と、言葉を口にだす事などの意味を持ちますし、「用をたす」と言う言葉には、用事を済ませる意味と、排泄行為を指す意味もあり、この他にも例を上げればキリがない程の複数の意味を持つ言葉は存在します。
そして英語でも、「Second」などの単語は、秒と言う意味と二つ目などの意味があります。
先程も書いた通りこの様な言葉は多々存在していますし、小説家の癖などでは、わざと多用する場合も考えられますので、この様な異なる意味を持つ言葉を翻訳する際には、しっかりと、どの様な意味で使っているかを理解し、適切に翻訳しなければいけません。
そのため、翻訳家や翻訳会社は、様々な言葉の意味をしっかり把握していなければいけないと言う事になりますので、優れた翻訳家などの知識は、ちょっとした辞書程もあるのではないでしょうか。
映画や小説の翻訳
翻訳家や翻訳会社の仕事で、かなりの割合をしめるのが、映画や小説などの翻訳ではないでしょうか。
そして、小説や映画を翻訳する際に、タイトルの翻訳にも、力を入れる場合あります。
日本でも有名な映画で「Stand by Me」と言う映画がありますが、これは、直訳すると、私の側に立つと言う言葉になります。
しかし、この映画の小説における原題は「The Body」と言い、直訳すると、死体と言う意味になります。
これは、小説を映画にする際に、担当者が、「The Body」よりも「Stand by Me」の題名の方が、映画の雰囲気や、ヒットさせる為の題名として相応しいと判断した為だと思いますが、同様に、洋画を日本で公開する際に、邦題として変化させる場合もあります。
例えば、日本でもヒットした、「ローマの休日」などは、洋題ですと、「Roman Holiday」と直訳していますが、「ゴーストニューヨークの幻」と言った映画がありますが、これは、洋題では、「Ghost」となっており、「ニューヨークの幻」と言う部分は、日本のタイトルのみの表現となっています。
これも、担当者が日本で公開する際に、その部分を付け足す事で、映画の雰囲気づくりに役立たせ、集客に繋げる為に付け足して翻訳したと考えられます。
この様に、映画や小説を翻訳する際には、その土地柄でヒットさせる為に、言葉を付け足したり、違った意味を持たす題名に翻訳し直す場合もあるのです。